パナソニックLUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S. H-VS014140は万能な高倍率ズームです。
旅行などでこれ一本というときに、ほとんどのシチュエーションに対応できるレンズです。
さらにマイクロフォーサーズで動画を撮る方にとっては、かなり便利なレンズです。
画角は14-140mm(換算で28~280㎜)という10倍ズームレンズです。一般的によく使われる画角を広角から望遠までまんべんなくカバーしています。
画質に関しても、ズーム倍率の大きなこのようなレンズでは悪くなる傾向が強いのですが、、LUMIX14-140mm/F4.0-5.8は全領域で安定した画質を誇っています。
このレンズの特徴は、なんといってもオートフォーカスの優秀さです。超高速で、さらにほとんど無音でピントが合うので、レンズの動作音を拾ってしまうと困る動画用として優れたレンズです。もちろん、オートフォーカスの優秀さは静止画時の撮影においても、さくさくと気持ちの良い撮影を約束してくれます。
動画を撮られる方には最適なレンズ、静止画の方にも一本ですべてがすむ万能レンズです。
■レンズ構成=13群17枚
■最短撮影距離=0.5m
■最大撮影倍率=0.2x(35mm判換算:0.4x)
■フィルター径=φ62mm
■大きさ(最大径×全長)=φ70mm×約84mm
■質量=460g
■付属品=フード、ケース付
・ズーム全域でレベルの高い描写力。
・オートフォーカスがとにかく早い。(広告で「0.1秒AF」の売り文句)
・オートフォーカスは無音で、動画用途に最適。
・絞りも、マイクロステップ駆動の採用により、スムーズで動画に最適。
・性能のよい手振れ補正機能で、望遠撮影も安心。
・動画を撮る方には最適な一本。
・静止画でもこれ一本あるとほとんどの用途に使える。
・マイクロフォーサーズのレンズにしては大きい。(460g)
・絞り解放では周辺減光がある。
・1段程度絞れば周辺減光はなくなる。
・広角端(14㎜)ではたる型の歪曲収差が少しある。
・望遠になるにつれて収差は目立たなくなり、望遠端(140㎜)では気にならない。
・VS オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6
比較対象になるのはオリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6です。
オリンパスの方も高倍率ながら、描写に定評のあるレンズです。
オリンパスレンズの方が大幅に軽いので、こちらをオススメしたいところですが、オリンパス14-140㎜にはレンズ内の手振れ補正が搭載されていません。
もし、パナソニックボディでオリンパス14-150㎜を使用するのであれば換算300㎜を手振れ補正なしで使わなければならず、手振れにかなり気を使う必要があります。
オリンパスボディの場合は、ボディに手振れ補正が搭載されているので、オリンパス14-150mmでも問題ありません。
(ただ、140㎜相当の場合、レンズ内手振れ補正の方がボディ内補正より効きはよいようです。)
素直にパナソニックボディの方はLUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8、オリンパスボディの方はM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6とメーカーに合わせたレンズを選択するのがよいでしょう。
ただ、動画を撮るのであればオートフォーカスの優秀さや静粛性に優れたパナソニックレンズの方が優秀です。オリンパスボディで動画を撮られる方には悩ましい選択肢になります。
・はじめての交換レンズとして
動画を撮られる方であればLUMIX G VARIO HD 14-140mm/F4.0-5.8は、オススメのレンズです。
また、レンズ交換をしたくないけど望遠ズームを使いたい方、旅行などでレンズを一本ですませたい方にもオススメです。