ケンコー・トキナー デジタル接写リングセット(マイクロフォーサーズ用)はマクロレンズを超える接写性能?




ケンコー・トキナーから「デジタル接写リングセット」のマイクロフォーサーズ用とEマウント用が発表されました。

 

接写リングとは、レンズとカメラボディの間にリング(英語だとエクステンションチューブ)を挟むことによって接写能力を大幅に向上させるツールです。

 

マクロレンズは通常は等倍(=撮像素子面に写るサイズが、被写体そのものと全く同じ大きさ)までの撮影が可能ですが、この接写リングを使うことによって、さらに被写体を大きく撮影することができます。

 

今手持ちのレンズで簡単にマクロ撮影を行いたい方、マクロレンズに取り付けて顕微鏡のような撮影を行いたい方に最適な付属品です。

 

このデジタル接写リングセットの特徴は、AFとAEが可能なことです。AFに関しては超マクロ撮影の場合は信頼性がないので、MFでの撮影がオススメですが、カメラのオート露出が使えることは普段使いに便利です。

 

 

  

※写真はオリンパスPEN P3にデジタル接写リング10㎜と16㎜をセットし、

M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rを取り付けた例です。

仕様

リング    寸法       重量
・10mm   φ57×10mm   48g
・16mm   φ57×16mm   70g

 

「デジタル接写リングセット」は10㎜と16㎜のリングのセットになります。

10㎜のみの使用、16㎜のみの使用、両方取り付けての使用の3種類の調節が可能です。

 

使用時の注意点としては、使用するレンズの焦点距離はリングの長さの合計よりも、長い画角で撮影する必要があります。

■ メーカーからの注意点

・装着時はリングの長さの合計が、レンズの焦点距離より短くなる組み合わせでご使用ください。
・AFが動作する仕様ですが、接写では被写界深度が極端に浅く、ピントが合いにくくなります。確実にピントを合わせたい時はマニュアルフォーカスに切り替えてご使用ください。
・接写時のピント合わせではフォーカスリングによる合焦よりも、体を前後させるなどして被写体との距離を調整しピント合わせを行った方が、素早く確実にピント合わせができます。
・純正レンズ以外では、制御する信号等が対応しません。故障の原因となりますので純正レンズ以外は使用しないで下さい。

接写リングの評価、注意点など

・どのレンズにも取り付けることができて、気軽にマクロ撮影が楽しめる。

・レンズ前面に取り付けるクローズアップレンズよりも、画質の低下は少ない。

(まれにレンズとの相性によっては画質が低下する場合もある。)

・間にリングを挟んでいるので、レンズの明るさは暗くなる。(ブレに注意)

・接写リングを取り付けると、接写しかできなくなる。(無限遠などの遠くにピントが合わなくなる)

・マクロレンズより気軽にマクロ撮影が楽しめるが、本格的にマクロ撮影をするのであればマクロレンズを買った方が便利。

・ただ、どのレンズにも使えるので気に入った写りのレンズでマクロ撮影ができる利点は多きい。

・マクロレンズと組み合わせると顕微鏡なみの写真が撮れる。

・広角レンズで接写しての広角マクロなど、接写リングでしかできない表現もある。

・超マクロ撮影時は三脚とフォーカシングレールがあった方がよい。(後述)

作例など

具体的な撮影倍率はレンズによって変わるので、一概には言えないのですが、

下の例のオリンパスの標準レンズM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II Rの場合、公式サイトの作例を見ると約3倍の拡大率を実現しています。

 

このレンズの最大撮影倍率は0.19倍(35mm判換算:0.38倍)なので、もしこの撮影が最大撮影倍率で撮影していて、3倍の拡大が可能だとすると、なんと約0.58倍(換算1.16倍)の撮影が可能となります!!これはもはや専用のマクロレンズを超えた数値になります!

 

こちらの作例情報はケンコー・トキナー公式HPより抜粋しています。

http://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/eq-digital/close/tube/4961607809433.html

価格等

超マクロ撮影する場合は

撮影倍率1倍を超えて顕微鏡の様な撮影をする場合は、手持ちでのピント合わせは難しくなります。

 

その場合は、三脚に以下のような微調整機構のついたレールを取り付けると、ピント合わせや構図合わせが簡単になります。

 

紹介するのは、お手持ちの三脚に取り付けて使用するタイプです。

 

ケンコー・トキナー ケンコー 三脚 XYフォーカシングレール 080822

 

商品説明(抜粋)

“ 接写、複写撮影のフレーミングとピント合わせに役立つ微動装置前後方向50mm、左右方向55mmまでの微調整が可能です。ノブ一回転あたりの移動量は4mmです。微妙なピント合わせや、構図を決める時にカメラの微調整をスムーズに行うことができます。最大搭載重量1.5kg。 ”