パナソニックLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. H-X025は、換算50㎜となる標準レンズです。
換算50㎜のレンズは昔から「標準レンズ」と呼ばれ、人の目で見た感じに近い画角として、多くの写真家に愛用されてきたレンズです。
パナソニックはこの標準画角のレンズを、自社の最高級ブランドである「LEICA SUMMILUX」の名を冠したレンズとして発売しました。
25mm/F1.4 はそれだけ力の入った標準レンズです。
F1.4という明るさを誇り、解放絞りで撮影すると、簡単に美しいぼけを生かした写真を撮ることができます。
少し絞ると引き締まったシャープな絵をはきだしてくれます。
撮影者の意図に応じて自在に引き出される二面性が、このレンズの魅力です。
マイクロフォーサーズの高性能な標準レンズであるこのレンズは、
長く付き合えば付き合うほど、撮影者の腕を磨いてくれるレンズになるでしょう。
■レンズ構成=7群9枚
■最短撮影距離=0.3m
■最大撮影倍率=0.11x (35mm判換算:0.22x)
■フィルター径= φ46mm
■大きさ(最大径×全長)=φ63mm(固定フード部)×約54.5mm
■質量=200g
・描写力はマイクロフォーサーズの中でもトップクラス。
・F1.4の明るさで、暗い場所でも撮影が可能。
・美しいボケ味を楽しめる。
・AFも早く静かで、ストレスなく撮影できる。
・予算に余裕があれば、レンズラインナップに加えておきたい一本。
・人物、ポートレートを撮るのであれば必携の一本。
・F1.4だとピントが薄く、ピント合わせに技術が必要。
・F2程度まで絞るとピント合わせは楽になる。
・手振れ補正はない。(オリンパスボディの場合はボディ内手振れ補正が使用可能)
・ サイズが少し大きい。
・フォーカスリングのトルク感は薄い。(スカスカ)
・オリンパスボディの場合、頻繁に絞り調整音が少し気になる。(ガガガという音がなる)
・VS 20㎜F1.7
なんといっても悩むのは20㎜F1.7との比較。
両方とも評判の高いレンズで、どちらが使いやすいかはとても悩ましい。純粋な画質だけ見ると25㎜F1.4の方が、解像力、ぼけの美しさで一歩勝っているという評判。ただ、20㎜F1.7の解放からのシャープさ、最短撮影距離の短さ、使いやすい画角は魅力的。
20㎜と25㎜は似たような画角に見えるが、使ってみると意外と性質が違うことに気づく。
一本だけ、付けっぱなしをレンズにするなら20㎜F1.7の方が軽くて、汎用性も高くてオススメ。ポートレートなどが多いようであればボケの作りやすい25㎜F1.4がオススメ。
ただ、甲乙付けがたい勝負なので、好みの画角で選んでしまうのがよい。
・はじめての交換レンズとして
25㎜F1.4は、標準ズームレンズを今まで使われていた方が購入されると、撮れる写真の違いに驚くと思います。
交換レンズを検討しているのであれば、間違いなくオススメの一本。